生レバとユッケの消えた焼き肉屋


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焼き肉屋から生レバとユッケが消えたこの異常事態を一体誰が想像し得ただろうか?

最も、異常事態と表現したところで焼き肉屋から生レバとユッケが消えてからもうずいぶん久しいので、今の状態が当たり前になりつつある。

以前なら、焼き肉屋に入ったならば先ずは儀式のように生レバとユッケ、そして生ビールを注文したもの。

その後、塩タンを食した後に各自が好みのものを注文したが、今ではいきなり塩タンから始まるようになってしまった。

これでタンまで禁止されたら焼き肉好きから反乱が起こるのではないだろうか?

日本国民の生命を守るという理屈はわからなくもないが、生レバとユッケくらい自己責任で食べさせてくれてもいいのでは?

そう思う人も決して少なくはないはず。

秘かに生で食べられるような知る人が知る店もあろう。

けれども、そういう情報は余程の常連でもない限りなかなか知り得ない。

間違っても食べログなどのサイトに「○○の生レバ最高!!」などということにはならない。

そんな昨今にあっては久しく生レバとユッケを口にしていないという人が日本人の大多数を占めることでしょう。

そんな折、私が居酒屋で見かけて妙に感心したのが赤こんにゃくなる一品。

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ご存じでしょうか、この赤こんにゃく?

誰がどう見ても生レバですね。

一口口に運ぶとあら不思議。

ちゃんと生レバの味がするではないですか。

付けダレが生レバと全く同じということもありますが、これは認知生理学を利用した味のトリックでしょう。

実際にはそんな味がしていないにも関わらず、視覚を起因とする脳の錯覚により生レバの味がしてしまうのです。

この赤こんにゃくを最初に考えた人は偉いですね。

あなたも生レバ好きなら、ぜひ一度試してみて下さい。

とても美味しくてビールが進みますよ。

コツがあるとすれば次の2点...

・よく冷やして食べること

・生レバとそっくりに盛り付けること

これさえ守れば低価格、低カロリーで味覚から消えて久しい生レバ風が簡単に楽しめますよ。


マンナンレバー


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